葬儀後、もっとも重要な法要になるのが 「満中陰(まんちゅういん)」ともいわれる四十九日の法要です。
この日を期に忌み明けとなり、家に安置していた遺骨は埋葬、または納骨します。位牌は白木から本位牌に改めて「入魂供養」をして仏壇に納めます。
近親者や友人・知人などを招き、僧侶に読経を頼み、位牌の「開眼(かいげん)」をお寺さんにお願いします。

準備と進め方
一周忌までの法要では、施主側は正式な喪服を着用するのが一般的です。内輪の集まりの場合は平服でもかまいません。
1. 場所と日程の決定
  自宅か菩提寺で行うのが一般的です。49日目が平日の場合、直前の土曜日曜に振り替えます。
2. 菩提寺への連絡
  菩提寺で営む場合は早めに連絡して法要の依頼をします。菩提寺が遠方の場合は、葬儀を行ったお寺に依頼します。
3. 案内状の発送
  法要の日時と場所が決まったら一カ月前ぐらいをめどに案内状を発送します。
4. 式場・会食の手配、引き出物の準備
  式場、料理、引物などを手配します。法要のあと仏壇に納める塗位牌はこの日までに用意しておきます。
5. 法要の進め方
  とくに順番に決まりはありませんが一般的には以下のような流れになります。
◇僧侶の読経
◇焼香
◇僧侶の法話
◇墓参
お斎(とき)
一般に法要の後は、故人への供養と参列者への感謝の意味で「お斎」と呼ばれる会食に招待します。会食には僧侶も招きます。
自宅や寺院、会館などで法要をした場合、その場に仕出しを手配してもいいですし、別にレストラン、料亭などを予約してもいいでしょう。
お斎を辞退された場合は、「御膳料」と表書きした白封筒に1万円を入れて渡すことが多いようです。
お斎の席順は、焼香順と異なり、僧侶を上座に、親戚や故人と親しかった友人の順に並び、施主や近親者は下座(末席)に座ります。
下座の施主(喪主)は会食の前に挨拶をし、終わりがけに僧侶にお布施を、参列者に引出物・引出菓子などを配ります。
埋葬と納骨
葬儀後、自宅に安置されていた遺骨をお墓に埋葬するのは、四十九日法要のあとに行うのが一般的です。これを「納骨式」と言います。
厳密に言えば、お寺や霊園の納骨堂に遺骨を納めることを「納骨」と言い、お墓に遺骨を納めることを「埋葬」と言います。
すでにお墓がある場合は、事前に石材屋などに頼んで、納骨室の入口ふたをはずしておいてもらいます。
四十九日法要が終わった後、住職にお墓でお経をあげてもらいます。その際、埋葬許可証を忘れずに持参します。
また住職へのお布施や、墓地管理人などへの心付けも用意します。墓地のない場合は、一時的にお寺や霊園の納骨堂に預けるか、公営の納骨堂などに「永代納骨」として預かってもらいます。
埋骨式や納骨式のあとは、参列者を宴席場へお招きし、簡単な料理でもてなし、施主が、御礼を述べた後、用意した引き出物を参列者に持ち帰っていただきます。
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