同じ仏式の葬儀でも宗派によって内容が若干異なります。宗派の分からない場合は、事前に親戚や親類の方などに尋ねて調べておくとよいでしょう。ここでは日本の主な仏教各宗派の概要についてまとめてみました。
天台宗 ▼真言宗 ▼浄土宗 ▼真宗大谷派 ▼浄土真宗本願寺派 ▼臨済宗 ▼曹洞宗 ▼日蓮宗
天台宗

伝教大師 最澄
(767〜822年)
宗祖と教え
伝教大師最澄(767〜822年)が宗祖。開宗は延暦(えんりゃく)25年(806年)1月26日とされています。仏陀の教えの究極を説いたものとする 『妙法蓮華経(法華経)』を中心に、菩薩戒・顕教・密教・禅法などを融合した総合仏教で、すべての人、生物、存在には仏性があると教えています。
本尊
釈迦牟尼仏、阿弥陀如来、薬師如来、観世音菩薩
主な教典
法華経、大日経、阿弥陀経
総本山
比叡山延暦寺(滋賀県大津市)
寺社数:約4200ヵ寺
お唱えする言葉
正式には「南無宗祖根本伝教大師福聚金剛(なむしゅうそこんぽんでんぎょうだいしふくじゅこんごう)」だが、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」が一般的。
焼香の作法
焼香は1回、丁寧な場合は3回。線香は3本立てます。
(焼香の仕方は寺院によって異なる場合がありますので、詳しくはご師にお尋ねください)
真言宗

弘法大師 空海
(774〜835年)
宗祖と教え
弘法大師空海(774〜835年)が宗祖で、804年留学僧として、遣唐使船で中国に渡り中国密教を授けられ、帰国後、816年に高野山を賜り、金剛峯寺を創設しました。
「即身成仏」を根本の教えとし、身体の修行(身密)、言葉の修行(口密)、心の修行(意密)の身口意の修行の実践を旨とします。
本尊 大日如来
主な教典
大日経、金剛頂経
総本山
高野山金剛峯寺(和歌山県)、東寺(教王護国寺)(京都) 約12000ヶ寺
お唱えする言葉
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
焼香の作法
焼香は3回。線香は3本立てます。
浄土宗 このページのトップに戻る

法然
(円光大師)
宗祖と教え
法然(円光大師)が開祖。叔父の観覚のもとで仏教を学んだ後、1175年、43歳の時に、善導大師の「一心に阿弥陀仏の名をたたえて念仏を唱えれば極楽往生できる」という教えに触れ、浄土宗を開宗します。阿弥陀如来の救いを信じ、南無阿弥陀仏を唱えていると、人生を心豊かに生きぬき、死後浄土に生まれて仏さまになることができると教えています。
本尊
阿弥陀如来
主な教典
観無量寿経、無量寿経、阿弥陀経
総本山
知恩院(華頂山知恩教院大谷寺)、寺社数:約8000ヶ寺
お唱えする言葉
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法
焼香は1回でも2回でも構いません。
真言大谷派 このページのトップに戻る

見真大師 親鸞聖人
(1173〜1262)
宗祖と教え
親鸞聖人 (1173〜1262)が宗祖。9歳で出家後、比叡山で20年修行後、浄土宗の宗祖、法然の弟子となり、専修念仏の考えを継承発展させます。自分の意志によって極楽浄土へ往生しようとする自力念仏ではなく、阿弥陀如来を信じることによって自然に発する報恩感謝の他力念仏であると教えています。
本尊
阿弥陀如来
主な教典
観無量寿経、無量寿経、阿弥陀経、教行信証
総本山
東本願寺(真宗本廟)(京都市下京区)
お唱えする言葉
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法
抹香をつまんで香炉に入れる回数は2回。この時、額におしいだきません。線香は1本を2つに折ります。
浄土真宗本願寺派

見真大師 親鸞聖人
(1173〜1262)
宗祖と教え
親鸞聖人(1173〜1262)が宗祖。親鸞聖人の墓所である大谷本廟を発祥とする本願寺(西本願寺)を本山とする宗派である。自分の意志によって極楽浄土へ往生しようとする自力念仏ではなく、阿弥陀如来を信じることによって自然に発する報恩感謝の他力念仏であると教えています。
本尊
阿弥陀如来
主な教典
観無量寿経、無量寿経、阿弥陀経、教行信証
総本山
西本願寺(京都市下京区)
お唱えする言葉
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法
抹香をつまんで香炉に入れる回数は1回。この時、額におしいだきません。線香は1本を2つに折って火をともし、香炉に横に寝かせます。
臨済宗

明庵栄西
(1141〜1215 )
宗祖と教え
唐の臨済義玄(?-867年)を宗祖とし、日本に広めた明庵栄西(1141〜1215年)が開祖です。生まれながらに誰もが備えている純粋な人間性を自ずと悟ることによって、人間の心の本性が仏と同一であることを悟るのが成仏という考え。座禅とともに日常生活での作務(労働)を重んじています。
本尊
釈迦牟尼仏
主な教典
般若心経、大悲呪、観音経
主な宗派と本山
妙心寺派 正法山妙心寺、建仁寺派 東山建仁寺、東福寺派 慧日山東福寺、南禅寺派 瑞龍山南禅寺、天龍寺派 霊亀山天龍寺、相国寺派 年山相国寺(以上京都市)建長寺派 巨福山建長寺(鎌倉市)、円覚寺派 瑞鹿山円覚寺 (鎌倉市)、 仏通寺派 御許山仏通寺 (三原市)、永源寺派 瑞石山永源寺 (滋賀県神崎郡〕 ほか
寺社数:約5800ヶ寺
お唱えする言葉
南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
焼香の作法
抹香は頭におしいただかず、香炉に入れる。回数は1回もしくは3回。線香は1本立てます。
臨済宗

太祖 瑩山禅師

高祖 道元禅師
宗祖と教え 承陽大師道元 (1200〜1253)を高祖とします。道元は鎌倉時代、宋に渡って曹洞禅を学んで帰国。宇治に興聖寺、後に越前に永平寺を建立し、「正伝の仏法」の提唱と弟 子の養成に努めます。道元から4代目の瑩山(けいざん)は多くの弟子を育て大衆教化に努めたため、太祖と仰がれています。
ただひたすらに座る「只管打坐(しかんたざ)」を重視し、座禅の心と姿で日常生活を送ることが修行であり(即心是仏)、仏の行である教えています。
本尊
釈迦牟尼仏
主な教典
般若心経、観音経、法華経、修証義、正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)
両本山
吉祥山永平寺(福井県吉田郡)、諸嶽山総持寺(神奈川県横浜市
お唱えする言葉
南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
焼香の作法
抹香をつまんで軽く頭におしいただき、次におしいただかず2回限り行います。線香は1本立てます。
日蓮宗

日蓮聖人
(1222〜1282)
宗祖と教え
日蓮聖人(1222〜1282)が宗祖。16歳で出家、比叡山をはじめ奈良や京都の諸寺で修行重ね、「法華経」こそが釈迦最高の教典との確信を得て、1253年清澄山頂に登って立教を宣言します。法華経は本仏の声そのものであり、「南無妙法蓮華経」の題目を唱え、善行を積めば何人も救われると説いています。
本尊
大曼荼羅
主な教典
法華経(妙法蓮華経)
総本山
身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町)
お唱えする言葉
南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)
焼香の作法
抹香をつまんで軽く頭におしいただき香炉へ。回数は1回または3回。線香は1本立てます。
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