配偶者、両親、子ども、兄弟姉妹など近しい人と死別した時に、遺族は深い悲しみや怒り、後悔、不安感など、錯綜した心理状態に陥ることがあります。この状態を「悲嘆(グリーフ)」と呼び、これがストレスとなり、不眠や食欲不振といったさまざまな不調をもたらします。こうした死別に伴う悲嘆を乗り越えていく過程を「グリーフワーク」といいます。
このグリーフワークを見守り、支援するのが「グリーフケア」です。1960年代の米国で始まったとされ、英国や豪州、ドイツなどでも広く実践されています。とくに米国では「グリーフケア」が公的に援助が認められています。
日本でも十数年ほど前から医療機関や心理士などの専門家、市民グループなどが各地で活動を始めていますが、欧米諸国に比べるとまだ発展途上の段階といえるでしょう。 |