弔辞の内容は、故人を偲んで美辞麗句を重ねるよりも、真心を込めて故人にしみじみと語りかける方が好ましいでしょう。故人の死を悼む気持ちだけでなく、遺族や親族を思いやる慰めと励ましの言葉も忘れないことが大切です。また、忌み言葉にも十分注意しましょう。

恩師への弔辞 ▼友人への弔辞 ▼社長(役員)への弔辞 ▼上司への弔辞
同僚への弔辞 ▼部下への弔辞 ▼取引先、同業者への弔辞
恩師への弔辞 ○○先生、今こうしてご霊前に立ってみても私たち教え子一同はまだ信じられない思いでいっぱいです。
というのも、つい一ヶ月前の同窓会に出席された先生は本当にお元気そうなご様子で、私たちにほがらかに接していただいていたからです。
中学生という多感な時期に○○先生にご指導いただいた3年間は、私たちにとってかけがえのない思い出と財産になっています…
−恩師の教えや人となりをエピソードに。教え子を代表する気持ちでお悔やみの言葉を−
…私たちは先生のようなよき師に巡り合えて本当に幸いでした。先生の思い出と教えは私たちの胸に強く刻み込まれて、これからも決して忘れることはないでしょう。
残念ですが、お別れを言わねばなりません。
○○先生、さようなら。どうぞ安らかにお眠りください。
友人への弔辞 ○○さん、謹んであなたの霊にお別れの言葉を申し上げます。
あまりに突然のあなたの悲報に接して、今、私はまだ気持ちの整理がつかずにいます。
こうしてあなたにお別れの言葉を述べなければならない。そのことがまず信じられません。あなたと僕とは小学校、中学校そして高校までも同じ、ともに学び、ともに遊んだ仲でした…
−故人をしのぶ懐かしい思い出や人となりなどのエピソードや、友人ならではの率直な思いを伝える−
…そんなあなたの思いと志は今も、私たちの心の中にしっかりと息づいています。そして、あなたというよき友を得た幸せを、私たちはきっとこの先忘れずに生きてゆくでしょう。得がたい思い出をたくさん残してくださって本当にありがとう。どうぞ安らかに、安らかにお休みください。
○○君、このあいだ病院で会ったときは病人とは思えない元気な様子で、ひょっとして退院も近いのではないかと期待していたのに、ここでお別れの言葉をのべることになろうとは、今でも信じられません。
○○君、君と私とは学校時代、小学校から中学、高校とともに学び、ともに遊んだ仲でしたね。君はいつも人懐っこい笑顔を絶やさないほがらかな男で、勉強も遊びも積極的に取り組む、その前向きな姿勢でまさに文武両道を体現した好漢として、人望も厚く友人も多かった…
−友人としてどれだけ素晴らしかったか生前のエピソードを交えて紹介する−
…君との思い出は尽きません。これからも一生消えることなくいつまでも私たちの心に生き続けることでしょう。○○君、さようなら。どうか安らかにお眠りください。
社員(役員)への弔辞 謹んで○○社長に、社員を代表してご哀悼の意を申し述べさせていただきます。
社長が急逝なさり、こうして忽然と幽明の境を異にされてしまったことは、われわれ社員にとって予想もしていなかっただけに大きな衝撃でした。
今社長のご遺影を前にすると、あの社長のよく通る胴間声が聞こえてくるようで、他界されたことが今も信じられない心持ちです…
−故人の業績や人となりを表すエピソード、哀惜の念などを伝える−
…わが社は現在、社長の提唱された業務改革の真っ最中であり、そのなかでトップリーダーを失った我々の痛手は決して小さくありませんが、幸いにして、社長の敷いた改革路線は社内に浸透し、少なからず成果が花開きつつあります。
これからも社長の提唱する不撓不屈の精神でこの路線を継承し、さらなる発展をめざして仕事に精励することをここに誓います。
○○社長 安らかに眠られんことを。合掌
本日ここに、故○○社長の社葬を執り行うにあたりまして、社員を代表して謹んで追悼の言葉をささげます。
半年前からの療養生活中、つい先日お見舞いに上がった時の社長は血色も良く、復帰されるのも時間の問題と安堵しておりましたところ、薬石の功も空しくこうして訃報に接することになろうとは思いもよりませんでした。ここしばらく不振を囲っていた当社も来期に向けていよいよ攻めの体制を整えていただけにまことに無念というほか言葉もございません…
−故人の業績や貢献、人となりを表すエピソード、哀惜の念などを伝える−
この訃報を前にして、この悲しみから抜け出すにはなお多くの時間を必要とするでしょう。しかし、私達はこの悲しみの底に、いつまでも座視することは許されません。○○社長、どうか安心して旅立って下さい。 私たち社員一同、社長のご意志を受け継ぎ、明日へ向かって前進してまいります。安らかにお眠りください。
上司への弔辞 謹んで○○本部長のご霊前に申し上げます。本部長の訃報を耳にして、あまりに突然のことで私たち○○部の社員はみな茫然とするばかりでございました。 あれだけ元気で、現場で陣頭指揮を執っておられた本部長が55歳という若さで卒然と逝かれたことは、私たち部下にとっては余りに大きい痛手であり、一同、いま深い悲しみに包まれております…
−故人の人柄がしのばれるようなエピソードや功績を具体的に紹介する−
…これから本部長のご教訓をそれぞれの身に生かし、部長の何よりも道義を全うする精神をわがものとし、業務の達成に邁進することを、改めてご霊前にお誓い申しあげます。
また、ご遺族には、この度のご不幸、誠にご愁傷のことと存じ、お悔やみ申し上げます。
○○本部長、どうぞ安らかにご永眠ください。ここに○○部一同を代表して、つつしんで哀悼の意を捧げます。
同僚への弔辞ここに謹んで故○○さんの御霊前に哀悼の意を捧げます。
○○さん、君は三十三才という若さで卒然と我々の前から去られました。こんな形で君と会えなくなる日がやってこようとは一体誰が予想しえたでしょう。
○○さんと私は△△年に同期で入社。以来、十年以上公私にわたってお付き合いさせていただき、時には酒席をともにしながら仕事のこと、家庭のこと、趣味の釣りのことなど大いに語りあったものでした…
−故人との関係、人柄や業績を表すエピソード、闘病の経過など−
また君を突然失った奥さま、ご子息はじめご家族のご悲嘆はいかばかりでありましょう。微力ながらご遺族の方々にできる限りのことを差し上げられればと思う次第でございます。
君もご家族やご子息の幸せを静かなる世界から見守って、どうかこの悲しみを乗り越える力を授けてください。
○○さん、安らかな眠りにつかれんことを。
部下への弔辞 ○○さんのご霊前に謹んで惜別の言葉をささげます。
○○さんがわが営業部に来られてからというもの、持ち前の明るく闊達な気性で、部署の雰囲気も格段に活気づきました。ゆくゆくは中核社員としての活躍を誰もが期待していた矢先の出来事でした。
振り返れば、君が入社してから10年が経ち、これから仕事に、人生にますます脂が乗ってくる時期ではなかったかと思います…
−故人の業績や人となりを表すエピソード、哀惜の念などを伝える−
…われわれは君とともに働き、額に汗して苦労し、笑いあった日々をけっして忘れません。これから君の業績と意志をしっかりと引き継いで、日々の仕事に精進する次第ですので、いつまでも私たちの職場を見守っていただきたいと願うばかりです。
○○さん、お別れのときが参りました。
どうか安らかにお眠りください。
取引先、同業者への弔辞 ○○株式会社、○○社長のご霊前に謹んで申し上げます。 年明けしばらくしてご入院された○○社長の容体も、近頃はかなり快方に向かわれているとお聞きし、お見舞いに伺おうと思っていた矢先の訃報でした。 ただただ驚くばかりで、長年苦楽をともにしてこられたご遺族の悲しみをお察ししますと言い知れぬ寂しさがこみあげてまいります。
−故人の会社との結びつきや関係、功績等を表すエピソード、哀惜の念などを伝える−
○○社長、このような形であなたとお別れするのが残念で仕方がございません。
御社におきましては、さらなる発展に入ろうとしている大切な時に、忽然としてのご他界は、私どもとしましても本当に残念でなりません。
しかし、専務様はじめ後継者の方々が、あなたの経営精神を引き継がれ、会社をさらに発展させていかれることでありましょう。あなたのご恩に報いるためにも、私どももできる限りのご協力をお約束する次第でございます。
○○社長、なにとぞ安らかにお休みください。
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